メイン | 2011年01月 »

2010年12月 アーカイブ

疵贅、ゆうぜい

こんにちは。このブログでは、皮膚にについて色々と書いていきたいと思います。


しわ、しみにも気をつけたいものですが、今回はいぼ(疵贅、ゆうぜい)について。


一般にいういぼは、尋常性疵贅といい、その原因は、ヒト乳頭腫ウイルスです。


昔から、「みにくいいぼ、痛いたこ、うおのめ」と、身近な皮膚病の一つです。


それだけに、民間療法、素人療法があります。



しかし、病原菌はウイルスであるから、治療は、医学的にみれば、それを完全に取り除くか、抗体でやっつけるかのいずれかです。


したがって、もし、後者の場合なら自然に治る場合もあるということになります。


これが、民間療法、時にはいぼとり地蔵のお参りでいぼが落ちるといったことになるのでしょう。


その他、青年性扁平疵贅というのがあります。


顔や手の甲などに、平べったい、薄茶色の小型のいぼがたくさんできます。


治療は、電気で焼いたり、あるいはメスで切りとるのが最も確実で手っ取り早い。


しかし、そのためには、麻酔の注射が必要となり、子供や、数の多い場合は、その注射の痛みが結構辛いそうです。

青年性

日常外来では、液体窒素をあて、超低温により組織を破壊し、いぼをとることがよく行われています。


これなら、麻酔の注射も不要で、子供でも耐えられます。


その他、抗癌剤の軟膏や注射(これはすごく痛い)が行われることもあります。


いっぽう、青年性扁平疵贅のほうは、「青年性」という名がついているように、「中年」以後にはほとんどみられない病気です。


つまり、自然治癒する。


したがって、特別な治療は必要ないと考えられています。


外来では、患者さんによっては、ハトムギ(ヨクイニン)内服やハトムギ茶をすすめています。


日常生活の注意は、まずいじくりまわさないこと。


原因はウイルスであるから、うつる病気です。


手の甲いっぱいにいぼをつけた子供もよく来院する。


数の少ないうちに、早く治療を受けること。


シミ 治療についてはクリニックがおすすめです。

典型的なもの

こんにちは。


シミ レーザー治療について色々と調べている最近ですが、今回はこの前の続きを書きたいと思います。

青年性扁平疵贅では、刺激により、その場所に新しいいぼができる性質があります。


したがって、いじったり、カミソリを当てることは絶対してはならない。


もう一つ大事なことは、いぼと思っているとまったく違うものの場合があります。


典型的ないぼなら、誰にでもわかるが、いぼによく似た皮膚病はたくさんある。


いぼと思って、素人療法を行って、皮膚病の本当の形がわからなくなり、診断に困る場合もよくある。


また、逆に、いぼでも、足の裏や手のひらなど角質層の厚い部分にできたり(掌蹟疵贅、しょうせきゆうぜい)、外陰部(尖形コンジローマ)などの粘膜にできるとその外観は変貌する。


やはり、一度は専門医を受診することが必要です。


いぼの話でもう一つ。


外陰部にできたいぼは、ちょうど花キャベツ状に盛り上がり、みた目もきたなく、悪臭を放つ(尖形コンジローマ)。


これが、セックスで伝染するため、現在は性病の一種とされています。


最近では、ホモセクシャルの影響か、肛門の周りに作ってくる人も多い。


治療も、場所柄、手を焼くことが多い。


もし、尖形コンジローマがあるなら、一刻も早く治療し、少なくとも、それまでは、セックスを遠慮するくらいの礼儀は身につけてほしいものです。

皮膚病

水虫(汗萢状白癬、かんぽうじょうはくせん)、たむし(頑癬、がんせん)真菌(しんきん、カビのこと)の一種が、角質層に寄生したことによる皮膚病です。


そのため、皮膚表面のむけた部分、あるいは水ぶくれを少しとって、顕微鏡でみると、簡単に菌がみられます。


その他、カビによる皮膚病は、疲風(でんぶう)、皮膚カンジダ症がよくみられます。


その他、しらくも(頭部白癬、とうぶはくせん)や、脱毛までも起るケルスス禿瘡があります。


ここで、皮膚科にかかる時の注意を一つ。


皮膚科では、今お話ししたように、真菌の病気を疑った時は、必ず顕微鏡検査を行なう。


その時に、つけ薬がついたままでは検査ができない。


せめて前の日、お風呂でよく洗って、何もつけずにきてほしい。


そうしないと、正確な診断をするために、もう一度出直していただくことになるかもしれないので。


ところで、この前試しにしみ レーザー 治療の体験に行きました。


なかなか良いかもしれません。

正体はカビ

水虫は、真菌のうちの白癬菌(はくせんきん)により起ります。


よく昔は「水虫は不治の病!」といわれましたが、絶対にそのようなはずはない。


現在、日本で医薬品として認可されている水虫薬は、すべて2~3週間以内には菌を消滅させる威力があります。


いいかえれば、2~3週間以内で菌を消滅させられないような水虫薬は、「効果なし」ということで、厚生省の認可がおりない。


では、どうして治らないのか。


敵の正体はカビです。


カビにとって、ジメジメした湿気のある、風通しの悪い場所は、その住み家として最適です。


要は、そのような条件の場所があるかどうかということになります。


もし、水虫薬をぬり、2~3週間でそこにいる菌を撲滅し、治ったから水虫薬をつけるのをやめたとしよう。


しかし、その足がカビにとって居心地満点の場所としたら、また新しいカビがついてしまう。


今年、風邪をひいたからといって、昨年の風邪が再発したという人がいるでしょうか。


「また風邪をひいた」のであり、再感染ということになります。


したがって、再感染を防ぐことが大切となります。


しみになることは無いようです。

どうしても治らない場合

どうしても治らない場合が二つある。


一つは、解剖学的に足の指がぴったりくっついていて、まったく隙間がないような人、あるいは、汗かきの人などであり、これは生まれつき、または体質的に「水虫と仲の良い人」という運命を背負ってしまう。


したがって、こういう人が水虫になると、なかなか治らない。


もう一つは、爪に水虫がある時。


いくら足の裏や指の間の水虫が治っても、爪に菌がいるため、またすぐ水虫になります。


爪の水虫は、つけ薬では効果ない。


したがって、専門医を受診し、まず爪に水虫があるかどうかを見分け、もし爪に水虫がいれば、一年近く、のみ薬を飲まなければなりません。


このほか、患者さんには、「靴をはいて、歩く仕事なので・・・という人がよくいる。


もちろん、カビの住みやすい条件はそろってしまうかもしれない。


人間にとって文明の遺産である靴は、水虫には繁栄の旗印です。


もし、人間が裸足で走りまわっていたら、水虫もここまで有名にならなかったでしょう。


もちろん、仕事で長靴(警察官、特に白バイ隊、消防士など)、安全靴、ゴム長靴などをはく人は、水虫になりやすい。


それだけに、普通の人以上に配慮が必要なのはいうまでもありません。


ところで、しみ 治療ですが、これにはレーザー治療が多いです。

About

2010年12月にブログ「皮膚専門ガイド」に投稿されたすべてのエントリです。新しい順に並んでいます。

次のアーカイブは2011年01月です。

他にも多くのエントリがあります。メインページアーカイブページも見てください。

管理人のお気に入り

なし