自分の足で歩く女性たち
実際、車は女に思いもよらなかった力を与え、驚くほど視野を広げてくれるものです。
家をもつことは、根を張ることですが、車を持つことは根を広げること。
・・・それをすでに知っている女の目は、さあ、この車で一体どこへ向かおうかと、キラキラしているかに見えます。
だから、力強いのです。
ましてやそういう車を、男並みに操り、片手でハンドルをまわし、縦列駐車をさらりとやってのける女性は、人よりずっと大きな世界を持っているように見えて当然。
一人で立ち、自分の足で歩いている女性に見えても不思議じゃないと思うのです。
これは、美容クリニックなどでしみ治療をしている美意識の高い女性にも言えることです。
車を買うことで別れを決意した例の女性が、買いもので重い荷物を両手にぶら下げて駅に向かおうとした私を見て、
「いいわよ、送るわよ」
・・・と、車のキーのついたキーホルダーを私の目の前にブラブラさせたことがありました。